さて東京散策2日目です。




渋谷から表参道に向かって歩いていきました。










まずはレイヤード宮下パーク。










2020年に開業した、下階に商業施設を持つ屋上公園です。




設計は竹中工務店。










公園内にはグラウンドやボルダリングウォール、スケートボードコートなどがありました。











すぐ横の眼下には山手線が走っています。











端部にはアイストップとしての役割を担っているのでしょうか、ホテルもあります。










建築というよりは土木寄りの大きな建造物の恰好良さと、都会のオアシス的な雰囲気が共存する公園でした。


















ここから少し建築の外観だけを見ながら街歩きしました。




こちらはGYRE(ジャイル)、オランダの建築家グループMVRDVの設計です。




その名(恐らく「ジャイロ」と語源は一緒ではないかと思います)からもイメージが付きやすい、ひねりながら積層していくような形。


















続いてDior。




SANAAの設計。




ドレープ状の半透明のアクリルの外に透明なガラスを纏う、重ね着しているようなダブルスキンの建築だそうです。




ちなみに夜になるとぼんやり内部の明かりが漏れ出し、幻想的な印象を受けます。










表参道ヒルズです。




安藤忠雄設計。




開店前の時間だったので、入口に人が集まっていました。




内部の吹き抜けも撮りたかったですが、今回は割愛。




またそのうちリベンジしようと思います。










こちらは伊東豊雄のTOD’s…と紹介しようと思ったら、BOTTEGAになっていました。




知らない間にテナントが変わったようです。 建築としてはほとんどそのままで、表参道のケヤキのシルエットをそのまま躯体にしたような形が印象的です。










こちらはPRADA青山店。




スイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計です。 近年で言えば北京オリンピックのメインスタジアムを設計しています。




この建築には学生時代に内部に潜入したことがありますが、ひし形の構造体が内部でも構成されていて、どこまでが何階にあたるのか良く分からない不思議な印象でした。


















さて街歩きを終え、昼食も兼ねてSPIRALへ。




設計者は槇文彦。










ファサードにも表れている、階段と踊り場で回りながら昇っていく展示スペースと、

















一階のカフェの奥にある、この優雅な螺旋状のスロープが特徴的です。




スロープの先、つまり2階にはショップがあります。










一階のレストランと展示スペースの床レベルの差もポイント。




スロープを持つ吹抜け、展示スペース、レストランが個々で存在感を持ちながらも、それら全体がひとつの空間としてもある、グラデーションのような空間構成になっていると思います。

























私はこの建築に対してなんとなく優しい音楽のような印象を持っています。




本当に好きな建築のひとつ。




久しぶりに行けて良かったです。







長くなったので、今回は以上で。




次回は21_21 DESIGN SIGHTなどを紹介します。













※写真はすべて筆者撮影







※設計者などの人名は敬称略







※道中は全て1人で行動(マスク着用・各所にてアルコール消毒)