JIA設立30周年記念「JIA建築家大会2017四国 阿波踊りの国 とくしま大会」が、平成29年9月28日から9月30日にかけて開催されます。

当日の一般参加の受付も可能ですので、ご興味のあるシンポジウムや会議にはぜひご参加下さい。ここでは、参加すると具体的にどのようなことが学べるかについて詳しくご説明したいと思います。

1) テーマは「建築家と土着」

十数年前の四国で開催された日本建築家協会の全国大会は、愛媛県内子町で開催されました。十年一昔と言いますが、時代は大きく変遷しています。

今回は、全国の地域に共通する、建築をとりまく色々な環境や課題について話し合います。

(1) 基調講演「これからの農村のあり方」

土木の設計コンサルの協会(建設コンサルタンツ協会)の美しい国づくり専門委員会と日本建築家協会関東甲信越支部 都市・まちづくり委員会が協働して開催しているシンポジウムの第11回です。

より良い景観やまちづくりを行うために土木分野と建築分野がどのようにコラボしないといけないのかを議論しています。第10〜第12回のサブテーマは「多様性と融合」で、社会の価値観が多様化している中でのコラボのあり方を模索していきます。

(2)「環境」

前半は、地域の伝統的知恵から次世代環境建築を模索します。特に、徳島の命の源でもある吉野川と空の里集落を事例に考えていきます。

その後、日本建築家協会の環境会議委員及び関係者が一同に会して、活動成果の報告をするとともに、年に一度の顔の見える率直な意見交換を行います。

今後の全国ネットの強化を図るとともに、開かれた活動体とするための知恵を出し合います。

(3)「防災」

全国で様々な災害が起こっております。
東日本大震災、熊本地震に深く関わった東北支部や九州支部会員からの報告と、近畿支部、四国支部での事前復興への取り組みの紹介を行います。

被災地と未被災地の現状を把握したのちに、「防災」から「栄続」へというテーマで話し合います。

そのほかにも、「AIによる建築の未来世界、建築の本質的革新がはじまる」、シンポジウム「建築×子どもたち」、「第11回建築家のあかりコンペ2017二次審査〜表彰式」など、3日間の間にたくさんのプログラムや建築家に出会えます。

ご興味のある部分にご参加いただき、たくさんの刺激を受けて、日頃の業務に活かしていただければと思います。